こんにちは、ソプラ秋山です。
進化の止まらないラッシュリフト(まつ毛パーマ)ですが、今回は次世代のまつ毛パーマ、形状記憶ラッシュリフトついて理論と工程をご説明いたします。
形状記憶ラッシュリフトとは
皆さんはエアーウェーブやデジタルパーマといったパーマメニューをご存知だと思います。髪の毛のパーマメニューで、通常のウェットパーマと比べて持ちが良い、スタイリングが楽なことがメリットとして挙げられるんですが、これらを総称して形状記憶パーマと呼びます。髪の毛が濡れている状態から乾いていく中でカールが形成されます。これらは作業工程の中にガラス化という工程があり、この工程が乾かす時に綺麗なカールが出る鍵になります。形状記憶ラッシュリフトはこのガラス化の工程を通常のまつ毛パーマの工程に加えることでカールの持ち、質感がよくなります。
通常のまつげパーマとどう違うのか
通常のまつ毛パーマはワインディングのテンションと薬剤の力でカールを形成します。工程が薬剤に頼る部分が大きいため、毛髪へのダメージが懸念されます。それに対し形状記憶はワインディングのテンション、薬剤、の他にガラス化の工程が加わります。これは通常のパーマよりも強固なカールを形成するだけでなく、薬剤のパワーをある程度抑えることができるため、結果的にダメージレスなパーマが期待できます。
具体的な作業工程
通常のまつ毛パーマの工程の2剤塗布、その前にガラス化の工程を加えるだけで形状記憶パーマにすることができます。1剤拭き取り後、専用のアイドライヤーを使いまつ毛を乾かしてから2剤塗布します。工程的にはこれだけなので特別なテクニックも時間ロスもありません。注意点はお客様の目にドライヤーの風が当たらないようにすることです。ダメージの原因となるので1剤の拭き取りはしっかり行いましょう。
テープワーク→前処理→ワインディング→1剤塗布→7分〜15分放置→カールチェック→拭き取り→アイドライヤー(ガラス化)→2剤塗布→7分〜15分放置→ロッドオフ
まとめ
大事なのは一剤拭き取り後にまつげがカールしている状態をキープしたまま完全に乾燥することです。特別な処理剤や薬剤は使用しません。誰でもできるシンプルな工程でパーマの持ちがグンと上がるので是非試してみてください。
ではまた!
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