こんにちは!
ここ数年で業界内外で注目されるようになったハリウッドブロウリフトやアイブロウラミネーションなどのアイブロウメニュー。街中で専門店も見かけるようになってきまし。美容室やネイルサロンのいちメニューとしてメニュー化を検討しているサロンも多いはず。
そこで今回は『アイブロウは儲からない!?マツエクサロンがブロウリフトをメニュー化する前に知っておきたい5つの事実!』を紹介していきたいと思います。※あくまでマツエクサロン目線でメニュー化を考察していますのでご理解ください。
アイブロウメニューは儲かるのか!?
先日3年ぶりに『ビューティーワールドジャパン2022』(※以下BWJ2022)に行ってきました。そこで感じたのがアイブロウメニューの躍進です。
まず単刀直入に言ってマツエクサロンがブロウリフトなどをメニュー化して儲かるのか。答えは『かなり難しい』と言えます。正しくは眉毛専門店なら儲かるが、マツエクサロンのいちメニューとしては儲からない。が答えだと思います。
先日のBWJにてこんなお話を聞きました。『アイブロウは初回の価格を高めに設定しておかないといけない。なぜならアイブロウはリピート率が極端に低いから。』
このお話を聞いて私なりに思ったのが眉毛にお悩みを持っているお客様は多いのだがコストと時間をかけるにはもったいないと考えている方が多く、サロン側から何かしらのリピートを促す行動がなければ、2度、3度訪れる人が少ないんじゃないかということです。
ブロウリフトメニュー化の参入障壁!①価格競争
私が経営しているヘアサロンでもすでに眉カット、眉カラーは特に人気のメニューです。男性客のほぼ全員が眉カットを希望し、ヘアカラーに来るお客様は眉カラーをすすめると喜んでご希望される方が多いです。それだけ眉に対して関心が高いことがわかります。ただしこれらは全てカットのついで、カラーのついでにできることで、価格も1000円程度と安いからです。
現在眉毛専門店などでメニュー化されているブロウリフトやWAX脱毛の価格は、都市部ではすでに価格競争が始まっていて3500円〜4500円程度がボリューム層です。私もかつて眉専門店でWAX脱毛をしてもらいましたが3800円でした。これは安いかと言われれば安くない金額だと感じました。
しかし時間換算すると10分1000円を下回っており、やく60分の施術で3800円はマツエクしてた方が単価が高いのではないかと思える。
ブロウリフトメニュー化の参入障壁!②導入コスト
私が代表を務めるアイラッシュサロンでは現在アイブロウメニューをメニュー化しています、しかし導入するにあたり、いくつかの障壁があったためメニュー化には慎重にならざるをえませんでした。
まずアイブロウをメニュー化するには導入コストがかかります。私がいくつか検討した中でのいち例ですが
- (臨店セミナー)アイブロウリフト技術+WAX脱毛+各種商材で18万〜
- (オンライン)アイブロウリフト技術+WAX脱毛+終了ディプロマ発行で15万円〜
- (オンライン)アイブロウリフト技術動画のみで8万円〜
あくまでとあるセミナーの一例ですが、導入するにはこれ以上のコストがかかる場合があることを考慮しました。
まだ情報発信している技術者さんも少なく、独学で習得するのも難しいと言えます。
ブロウリフトメニュー化の参入障壁!③プライオリティ(優先順位)
上記の導入コストをかけてめでたく習得したとして、今度は次のような事例が起こることを想定しました。
- プライオリティを既存のマツエク、まつパに置くとアイブロウリフトのスキルが上がらない。
- プライオリティをアイブロウに置くと、既存のマツエク、まつパのお客様が取れない。
以上のことはラッシュリフト導入の時にも起こった問題ではあるんですが、やはり新しい技術を習得する時にはこういうことが起こり得ますよね。
どちらにプライオリティを置くか、またはプライオリティをおかないか。という判断が必要になってきます。
ブロウリフトメニュー化の参入障壁!④リピート率が低い!?
そして前章でも記述した通りアイブロウメニューはリピートが少ないという点も考えなければなりません。そのため価格を低めに設定してしまうとスキルは上がるが利益が減り、高めに設定すると利益回収はできるがスキルが上がらないというジレンマがあることも一つ注意しなければなりません。
前章でも記述しましたがブロウリフトの価格が3500円〜4500円。これに対して時間が45分から60分かかることを考えるとちょっと割に合わないということも考えられます。そしてリピート率が悪く初回のお客様だけで利益を生み出すとなると、初回の単価を上げて2回目以降を値下げする方が回収率が高くなることも考えておく必要があるでしょう。
ブロウリフトメニュー化の参入障壁!⑤競合!アートメイクとの戦い!
美容医療業界ではここ数年でアートメイクを取り入れるところが増えています。※アートメイクとは眉タトゥーのことです。それまでアートメイクは美容サロンでのみ行われていましたが、近年アートメイクは着々と支持層を増やしていて、そこそこ大きな産業になりつつあります。そしてそれは近々、美容サロンのブロウリフトの顧客が美容医療のアートメイクに流れていくかもしれないことも考慮しておかなければいけません。
アイブロウメニューを導入して得られるもの!
ここまで一方的にデメリットや障壁をご紹介してきましたが、それでも当店では現在ブロウリフトメニューを導入しています。
理由としては、やはり話題性があるということ。トレンドに敏感なお客様のご要望も多くいただいていたので上記のデメリットを考慮しつつ徐々にメニューに導入したということになります。
もう一つの理由として、私はこのようなブログで情報を発信することでお仕事につなげているということもあり、この手の新手産業に対して情報を持っていないということ自体がリスクにつながります。以上のことを踏まえてメニュー化に乗り出したわけですが
実際にブロウリフトをメニュー化してみて、当初考えていた障壁は割と簡単に排除できるということも気づきました。
プライオリティの問題はどちらにも優先順位をおかず、長期的にアイブロウのスキルが上がればいいというスタンスをとるという判断をしました。当店の場合結果的にこの判断が功を奏したと思います。
生産性や利益率の問題は、リピートをあえて考えず、初回の単価を高めに設定して2回目、3回目と値下げしていく方法をとることで利益率も良くなり、結果リピートも増えていくことにつながりました。また初回の価格を上げると美容リテラシーの高いお客様が多く集まることも利点です。
まとめ
- 都市部ですでに価格競争が始まっており、平均客単価は4000円を下回る!
- 導入コストが結構高い!まだまだ情報提供も少なく独学は至難か?
- プライオリティをアイブロウにするとマツエク、まつパなどの既存のお客様が予約困難になってしまう。
- アイブロウはリピート率が悪い!初回を高めに設定して2回目3回目を安くすると◎!
- 美容医療のアートメイクと将来競合することになり、価格競争はさらに激しくなると予測できる!
- しかしメニュー化することで得られることも多い!トレンドに敏感なお客様を獲得できるし、情報発信力も得られる!
以上が私が個人的に考える『メニュー化する前に知っておきたい5つの事実!』でした。
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